Cさん出産時に尾骨が折れたような痛みを感じたんだけど…整形外科では折れていないと言われて…。ずっとこのままだと思うと不安。
Bさん背もたれに寄りかかる姿勢でいると、尾骨が痛くて座っていられない。
careてらす尾骨は、分娩時に無理やり赤ちゃんの頭を取り出す際に骨折することがあります。また、骨折はしていなくても、仙尾関節という関節がズレることがあり、産後に痛みを伴い、授乳姿勢などにも影響を及ぼします。
産後ケア・careてらす柏
産後の尾骨痛に悩むママへ
産後に「座ると尾てい骨が痛い」「立ち上がる時にズキッとする」「授乳で長く座っているのがつらい」と感じていませんか?産後の尾骨痛は、出産時に尾骨周辺へかかった負担だけでなく、長時間の授乳姿勢や骨盤底筋の緊張、痛みをかばう姿勢などが関係していることがあります。
理学療法士・22年施術してきた私が 解説いたします。
careてらす産後の不調はご相談ください
理学療法士として22年間、たくさんの女性の身体と向き合ってきました。現在は柏市で産前産後専門整体院 careてらす柏を運営しています。
- 理学療法士
- 施術歴22年
- NPO法人 ママのカラダケアLabo代表
- 産前産後ケア専門
この記事でわかること
産後の尾骨痛が起こる原因
尾骨痛はいつまで続くのか
座る・立つ時に痛む理由
自宅でできるセルフケア
整体でできる産後ケア
産後の尾骨痛とは?
尾骨は、背骨の一番下にある小さな骨です。一般的には「尾てい骨」と呼ばれることもあり、お尻の割れ目の少し上あたりにあります。
産後の尾骨痛とは、この尾骨やその周囲に痛みや圧迫感、重だるさなどが生じる状態です。椅子に座っている時、座った姿勢から立ち上がる時、身体を後ろへ傾けた時などに痛みを感じる方が多くいます。
また、仰向けに寝ると尾骨が当たって痛い、授乳のために長時間座っているのがつらい、排便時に尾骨周辺へ響くように感じることもあります。
産後は赤ちゃんのお世話が始まり、自分の身体の痛みを後回しにしてしまいがちです。しかし、座るたびに痛みを感じる状態を無理に我慢する必要はありません。身体の状態に合わせて負担を減らしていくことが大切です。

産後の尾骨痛はいつまで続く?
産後の尾骨痛が続く期間には個人差があります。出産直後の痛みが少しずつ軽くなり、数週間ほどで日常生活が楽になる方もいます。一方で、数か月たっても座る時の痛みや違和感が続く方もいます。
出産時に尾骨周辺へ強い負担がかかった場合は、回復に時間がかかることがあります。また、産後は授乳や抱っこで座っている時間が長くなりやすく、尾骨周辺への圧迫が続くことで、痛みが長引く場合もあります。
痛みの回復には、出産時の状況、痛みの程度、授乳姿勢、座る時間、骨盤底筋や股関節まわりの状態などが関係します。そのため、「産後何週間で必ず治る」と一概に決めることはできません。
痛みが強いまま変わらない場合や、日常生活に大きな支障がある場合は、産後だからと我慢せず、医療機関や専門家に相談しましょう。
産後の尾骨痛が起こる主な原因
出産時に尾骨周辺へかかった負担
経腟分娩では、赤ちゃんが産道を通る時に骨盤の後ろ側や尾骨周辺へ大きな負担がかかることがあります。
分娩に時間がかかった場合、赤ちゃんが大きかった場合、吸引分娩や鉗子分娩を行った場合などは、尾骨周辺に強い圧力が加わることがあります。
尾骨そのものだけではなく、尾骨周辺に付着している靱帯や筋肉などに負担がかかり、産後の痛みにつながる場合もあります。
授乳や抱っこによる長時間の座位
産後は授乳や搾乳、赤ちゃんの寝かしつけなどで、長時間座って過ごすことが増えます。
硬い椅子や床に座る時間が長かったり、背中を丸めて尾骨側へ体重をかける姿勢が続いたりすると、尾骨周辺への圧迫が強くなります。
痛みがあると楽な姿勢を探して身体を左右どちらかへ傾けることもありますが、同じ姿勢が続くことで腰や股関節にも負担が広がる場合があります。

骨盤底筋の緊張
骨盤底筋は、骨盤の底で内臓を支えている筋肉です。骨盤底筋の一部は尾骨周辺とも関係しているため、筋肉の緊張やこわばりが尾骨周辺の痛みにつながることがあります。
産後の骨盤底筋は、弱くなっているだけとは限りません。出産時の負担や痛みをかばることで、必要以上に力が入り、ゆるみにくくなっている方もいます。
このような状態で、自己流の骨盤底筋トレーニングを強く行うと、かえって痛みや違和感が増える場合があります。

careてらすcareてらすでは、尾骨の動き、骨盤底筋の状態を確認しながら、一人一人に合ったとレーニングをお伝えしていきます。
痛みをかばう姿勢や身体の使い方
尾骨が痛いと、痛みを避けるために身体を前へ傾けたり、片側のお尻だけに体重をかけたりすることがあります。
この姿勢が長く続くと、腰や股関節、背中など別の部分にも負担がかかります。その結果、尾骨だけではなく腰痛や股関節痛、骨盤まわりの重だるさを感じることもあります。

こんな時に尾骨が痛みやすくなります
- 硬い椅子や床に座っている時
- 授乳などで長時間座り続けた時
- 座った姿勢から立ち上がる時
- 背もたれにもたれて身体を後ろに傾けた時
- 仰向けに寝た時
- 排便で力を入れた時
- 抱っこで身体が後ろに反った時
痛みが出る動作には個人差があります。どの動作で痛みが強くなるのかを確認すると、日常生活の中で負担を減らす方法を見つけやすくなります。
産後の尾骨痛がある時に避けたいこと
尾骨痛がある時は、痛みを我慢して同じ姿勢を続けないことが大切です。
- 硬い床へ直接座る
- 長時間座り続ける
- 身体を後ろに倒して尾骨へ体重をかける
- 片側のお尻だけに体重をかけ続ける
- 強く尾骨周辺を押す
- 痛みを我慢して強い筋トレを行う
- 痛みが増えるストレッチを繰り返す
まったく動かない方がよいという意味ではありません。痛みが強くならない範囲で姿勢を変えたり、短時間歩いたりしながら、同じ場所に負担が集中しないようにしましょう。
自宅でできる尾骨痛のセルフケア
座る時間を短くする
長時間座るほど尾骨周辺への圧迫が続きやすくなります。授乳や食事の合間に一度立ち上がるなど、こまめに姿勢を変えてみましょう。
立っている方が楽な場合は、安全に配慮しながら、時々立って身体を動かす時間を取り入れるのも一つの方法です。
尾骨へ直接体重がかからないクッションを使う
尾骨部分に切れ込みのあるクッションや、尾骨周辺への圧迫を逃がせるクッションを使うと、座る時の負担を減らせる場合があります。
ただし、クッションを使っていても長時間座り続けると負担になることがあります。クッションだけに頼らず、こまめに姿勢を変えることも大切です。
授乳姿勢を見直す
授乳中は、赤ちゃんに合わせようとして背中が丸くなり、骨盤が後ろへ倒れやすくなります。骨盤が後ろへ倒れると、尾骨側に体重がかかりやすくなります。
授乳クッションや背中のクッションを使い、赤ちゃんを自分の身体へ近づけることで、前かがみを減らしやすくなります。
足の裏が床につかない椅子では姿勢が不安定になりやすいため、なるべく足台を使いましょう。
呼吸を止めずに身体の力を抜く
痛みがあると、無意識にお腹やお尻、骨盤底筋へ力が入りやすくなります。まずは楽な姿勢でゆっくり呼吸をして、息を吐く時に身体の力が少し抜ける感覚を探してみましょう。
尾骨痛がある時は、無理に鍛えるよりも、痛みをかばって固くなった身体をゆるめることが大切です。
便秘を我慢しない
排便時に強く力むと、尾骨周辺や骨盤底筋へ負担がかかることがあります。水分や食事を意識し、便秘が続く場合は医療機関へ相談しましょう。
痛みが強く、排便そのものが難しい場合も、無理に我慢せず医師へ相談してください。
医療機関に相談した方がよい症状
次のような症状がある場合は、整体よりも先に医療機関へ相談してください。
- 痛みが非常に強く、座ったり歩いたりできない
- 痛みが日に日に強くなっている
- 転倒や強い打撲の後から痛みが出た
- 発熱や強い体調不良を伴う
- 足のしびれや力の入りにくさがある
- 排尿や排便が難しい
- 肛門や会陰周辺の感覚に異常がある
- 産後数週間たっても痛みが改善しない
尾骨周辺には、骨や関節だけではなく、筋肉や靱帯などさまざまな組織があります。症状によっては、画像検査や医師による確認が必要になる場合もあります。
careてらす柏では、尾骨の骨折や脱臼、感染などの診断は行いません。不安な症状がある場合は、医療機関で確認してもらうことが優先です。
整体でできる産後の尾骨痛サポート
整体では、尾骨そのものを強く押したり、無理に動かしたりすることはありません。
careてらす柏では、痛みの出る動作や座り方を確認し、骨盤まわり、股関節、腰、背中、骨盤底筋などの状態をみながら、身体全体をやさしく整えていきます。
尾骨痛がある方は、痛みをかばって骨盤を後ろへ倒して座ったり、身体を片側へ傾けたりしていることがあります。このような姿勢が続くと、腰痛や股関節痛、肩こりなどにつながることもあります。
身体の緊張をやわらげ、尾骨へ負担が集中しにくい座り方や授乳姿勢を身につけることで、日常生活が楽になる場合があります。
また、身体の状態に合わせて、呼吸方法や骨盤底筋のケア、抱っこや立ち上がり方などもお伝えします。

産後の尾骨痛で悩むママへ
産後は、授乳や抱っこ、おむつ替えなど、座ったり立ったりする動作を何度も繰り返します。尾骨が痛いと、日常の一つひとつの動作がつらく感じますよね。
「出産後だから仕方がない」「そのうち治ると思って我慢しよう」と、自分の痛みを後回しにしているママも少なくありません。
でも、ママの身体も出産という大きな出来事を乗り越えたばかりです。痛みを我慢したまま育児を続けるのではなく、安心して相談できる場所を頼ってください。
careてらす柏では、産後の尾骨痛だけでなく、腰痛、恥骨痛、股関節痛、尿もれ、会陰痛、帝王切開後の傷まわりの違和感、抱っこによる肩こりなど、産後ママのさまざまなお悩みに寄り添っています。
まとめ
産後の尾骨痛は、出産時に尾骨周辺へかかった負担、長時間の授乳姿勢、骨盤底筋の緊張、痛みをかばう姿勢などが関係して起こることがあります。
尾骨痛がある時は、硬い場所へ直接座ることや、長時間同じ姿勢を続けることを避けましょう。尾骨への圧迫を逃がせるクッションを使い、こまめに姿勢を変えることも大切です。
痛みが強い場合、症状が悪化している場合、しびれや排尿・排便の異常などがある場合は、まず医療機関へ相談してください。
careてらす産後の不調は、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
柏・松戸・我孫子エリアで産後ケアをお探しの方は、careてらす柏へお気軽にご相談ください。

