Aさん妊娠中からだけど、咳やくしゃみで尿漏れがあります。産後は治るかと思ったけど、なかなか治らないのが不安…。
Cさん年齢とともに、尿漏れすることが増えて…骨盤底筋のトレーニングの仕方が間違っているのかしら?
careてらす産前産後の尿漏れは、とても多い悩みです。
でも、原因が分れば解決することが多いのも尿漏れの特徴です。
産後ケア・careてらす柏
産後の尿もれに悩むママへ
出産後に「くしゃみで尿がもれる」「ジャンプが怖い」「骨盤底筋トレーニングをしているのに良くならない」と感じることはありませんか?産後の尿もれは、骨盤底筋だけでなく、呼吸・姿勢・お腹の使い方とも関係していることがあります。大切なのは、我慢しすぎず、今の身体の状態に合わせてケアしていくことです。
理学療法士・22年施術してきた私が 解説いたします。
careてらす産後の尿もれはご相談ください
理学療法士として22年間、たくさんの女性の身体と向き合ってきました。現在は柏市で産前産後専門整体院 careてらす柏を運営しています。
- 理学療法士
- 施術歴22年
- NPO法人 ママのカラダケアLabo 代表
- 産前産後ケア・骨盤まわりの不調をサポート
産後に尿もれが起こる理由
骨盤底筋と尿もれの関係
骨盤底筋トレーニングだけでは改善しない理由
エコーを活用した骨盤底筋の評価
自宅でできるセルフケア
産後の尿もれとは?
産後の尿もれとは、くしゃみ・咳・笑った時・抱っこで力を入れた時・ジャンプをした時などに、自分の意思とは関係なく尿がもれてしまう状態です。
「出産後だから仕方ない」と思って我慢している方も多いですが、産後の尿もれは身体の回復や骨盤底筋の働きと深く関係しています。
大切なのは、尿もれを恥ずかしいこととして我慢するのではなく、今の身体の状態を知り、自分に合ったケアをしていくことです。
産後に尿もれが起こる主な原因
妊娠中から骨盤底筋に負担がかかっている
妊娠中は、お腹の赤ちゃんや羊水の重みによって、骨盤底筋に長期間負担がかかります。骨盤底筋は、膀胱や子宮、直腸などを支える大切な筋肉です。
出産後すぐに元通りに働くわけではないため、くしゃみや咳などで腹圧がかかった時に尿もれが起こりやすくなります。

出産による骨盤底筋への影響
分娩時には、骨盤底筋や周囲の組織が大きく引き伸ばされます。その影響で、骨盤底筋に力が入りにくくなったり、反対に緊張が抜けにくくなったりする(過緊張)が起こることがあります。
また、会陰切開や裂傷の程度によっては、奥の骨盤底筋に負担がかかっていることも考えられます。
「骨盤底筋を締めているつもりなのに、うまく力が入っている感じがしない」という方も少なくありません。

ChatGPT(OpenAI)を用いて作成した骨盤底筋模式図
呼吸やお腹の使い方の変化
産後は抱っこや授乳、おむつ替えなどで前かがみの姿勢が増えます。姿勢が崩れると、呼吸が浅くなったり、お腹に余計な力が入りやすくなったりします。
特に肋骨の動きが悪くなると、深い呼吸がしにくく、横隔膜(筋肉)も硬くなります。
骨盤底筋は呼吸や腹圧コントロールとも関係しているため、姿勢や体幹筋の使い方の乱れが尿もれにつながることもあります。
下記の図のように、お腹周りの内臓や大きくなる子宮は、
「横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群(インナーユニット)」で守られています。

骨盤底筋と尿もれの関係
骨盤底筋は、骨盤の底にある筋肉の集まりです。膀胱や子宮などを支えるだけでなく、尿道を支える働きにも関係しています。
この骨盤底筋がうまく働かないと、くしゃみや咳、抱っこなどでお腹に力が入った時に尿道を支えきれず、尿もれが起こることがあります。
ただし、尿もれの原因は「筋力が弱い」だけではありません。力が入りにくい方もいれば、反対に力みすぎて筋肉を緩めることができない方もいます。
骨盤底筋トレーニングだけでは改善しないこともある
産後の尿もれと聞くと、「骨盤底筋トレーニングをすれば良い」と思われる方も多いと思います。
もちろん骨盤底筋トレーニングは大切ですが、自己流で力を入れるだけでは改善しにくいこともあります。
例えば、お腹やお尻、太ももに力が入りすぎてしまい、肝心の骨盤底筋がうまく動いていない場合があります。また、すでに緊張が強い方がさらに締める練習ばかり行うと、かえって違和感が強くなることもあります。
大切なのは、骨盤底筋をただ鍛えることではなく、自分の骨盤底筋がどのように働いているかを知ることです。
エコーを活用した骨盤底筋の評価とは?
careてらす柏では、エコーを活用して骨盤底筋やお腹まわりの筋肉の動きを確認しながら、産後の身体の状態を評価しています。
エコーは病気を診断する目的ではなく、骨盤底筋がどのように動いているか、呼吸やお腹の力の入り方と合っているかを視覚で確認し、運動指導につなげるために使用しています。
「骨盤底筋に力を入れているつもりだけど、本当に動いているかわからない」という方でも、エコー画像を参考にすることで、身体の使い方を確認しやすくなります。
自分の身体の状態を知ることで、「どんな運動をすれば良いのか」「どこに意識を向ければ良いのか」がわかりやすくなります。

自宅でできる尿もれのセルフケア
まずは呼吸を整える
骨盤底筋は呼吸と関係しています。まずは仰向けや横向きでリラックスし、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く練習から始めましょう。
息を止めて力むのではなく、吐く息に合わせてお腹や骨盤まわりの力がふっと抜ける感覚を大切にします。
careてらすでは、ご自身で収縮を感じて頂きながら行います。
お腹やお尻に力を入れすぎない
骨盤底筋トレーニングをする時に、お腹やお尻、太ももに強く力が入ってしまう方がいます。
力みすぎず、やさしく引き上げるような感覚で行うことが大切です。うまくできているか不安な場合は、専門家に確認してもらうことをおすすめします。
抱っこや立ち上がり方を見直す
抱っこや立ち上がりのたびに息を止めて力むと、腹圧が高まり尿もれが起こりやすくなることがあります。
赤ちゃんを抱き上げる時や立ち上がる時は、息を止めずに動くことを意識しましょう。日常生活の動き方を少し変えるだけでも、身体への負担が変わることがあります。
医療機関に相談した方がよい場合
産後の尿もれは多くの方に見られる悩みですが、次のような症状がある場合は、まず医療機関へ相談してください。
排尿時の痛み、血尿、発熱、強い下腹部痛、尿が出にくい、残尿感が強い、急に尿もれが悪化した場合などは、産婦人科や泌尿器科での確認が必要なことがあります。
整体は医療行為ではないため、病気や感染などが疑われる場合は、医師の確認が優先です。
整体でできる産後の尿もれサポート
careてらす柏では、尿もれそのものを診断するのではなく、産後の身体の使い方や骨盤底筋の働きを確認しながら、日常生活が楽になるようにサポートしています。
骨盤底筋の緊張の強さも確認します。
また、骨盤底筋だけを見るのではなく、姿勢・呼吸・体幹筋の使い方・股関節や骨盤まわりの動き、抱っこや立ち上がり動作まで含めて身体を見ていきます。
また、エコーを活用して骨盤底筋の動きを確認しながら、その方に合った運動指導やセルフケアをお伝えしています。
尿もれで悩むママへ
産後の尿もれは、とてもデリケートな悩みです。「恥ずかしくて相談できない」「自分だけかもしれない」と感じている方も多いかもしれません。
でも、産後の身体には妊娠・出産による大きな変化が起きています。尿もれは、気合いや我慢で何とかするものではなく、身体の状態を知り、必要なケアをしていくことが大切です。
careてらす柏では、産後の尿もれだけでなく、骨盤まわりの違和感、腰痛、会陰痛、抱っこによる肩こりなど、産後ママの身体のお悩みに寄り添っています。

まとめ
産後の尿もれは、妊娠や出産による骨盤底筋への負担、呼吸や姿勢の変化、腹圧コントロールの低下などが関係して起こることがあります。
骨盤底筋トレーニングは大切ですが、自己流で行うだけでは改善しにくい場合もあります。まずは自分の骨盤底筋がどのように働いているかを知り、身体に合ったケアを進めていきましょう。
産後の尿もれは、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。柏・松戸・我孫子エリアで産後ケアをお探しの方は、careてらす柏へお気軽にご相談ください。

